なぜ私たちは10cm単位で販売するのか
「1反買うほどではないけれど、欲しい生地がある」── RIMETRY が10cm単位での販売を始めた理由は、たった一つのシンプルな思いから始まった。
業界の常識を問い直す
テーラー向け生地の世界では、長らく「1反買い」が常識だった。1反、つまり約50メートル。これを買い切らないと、テーラーは生地を仕入れることができない ── そんな仕組みの中で、多くの生地は「特別な人だけのもの」だった。
しかし考えてみれば、おかしな話ではないだろうか。一着のスーツを仕立てるのに必要なのは、2〜3メートル。残りの47メートルはどこへ行くのか。在庫として工房に眠り、いつか別の客に使われるか、あるいは廃棄されるか。
必要な分だけ、無駄なく
RIMETRY は、この仕組みを根本から変えたかった。1反単位ではなく、10cm単位。0.5メートルから、0.1メートル(=10cm)刻みで購入できる。テーラーから「2.4メートル必要です」と言われたら、ぴったり2.4メートルを買えばいい。
これは単なる販売単位の変更ではない。「生地はもっと身近なものであっていい」という宣言だ。
誰のための生地か
RIMETRY が想定するお客様は、決して特別な人ではない。「いい生地を、自分の一着のために選びたい」── そう願う、すべての人が対象だ。テーラーの方も、デザイナーの方も、縫製を勉強中の方も、そして「ただ手元に持っておきたい」というコレクターの方も。
10cm単位で買えるということは、初めての方が50cmで試せるということ。コレクターの方が気になる柄を少しずつ集められるということ。プロの方がプロジェクトに必要な量だけを無駄なく仕入れられるということ。
新世代のための生地のあり方
RIMETRY は「Made in Japan, since 2026」を掲げている。新しい世代のための、新しい生地の買い方を、私たちはここから始めていく。
本物の生地を、必要な分だけ。これが RIMETRY の約束です。